ART PROGRAM アートプログラム

チームやめようTeam YAMEYO

  • チームやめよう
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    カメ人見知り

    メンバーの一人が自身の出自に関する「運命」を乗り越えようとする姿を、ゼノンのパラドックス「アキレスと亀」のエピソードになぞらえて描いたビデオ作品「運命やめよう」。
    2014年に制作されたこの作品は、どうしようもない運命を空想的に「やめてみる」ことで、再び前向きに歩き出せるという思いから生まれました。
    あれから10年。私たちは運命とどう向き合ってきたのでしょうか?
    今回は、過ぎ去った日々と、その時にしか作れない作品があるという「時間」と「人間の不可逆性」に向き合いつつ、この「運命やめよう」と、新作「人見知りやめよう」を併せて展示します。

    ところで、10年前の亀はどこに行ったのでしょうか?
    誰も知りません。
    亀を見失えば追い越すこともできないため、何とかして見つけ出さなければなりません。
    これは「亀探し」であり、再び運命に抗うことができるチャンスかもしれません。ついでに、人見知りもやめられるかもしれません。「みんな仲良く前を向いて生きたい」という平凡な願いを込めて制作した作品です。

    展示会場

    大宜味村喜如嘉保育所
    大宜味村喜如嘉保育所 沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉1136
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    ARTIST

    チームやめよう

    チームやめよう Team YAMEYO

    PROFILE

    2009年広島にて結成。社会や人間関係が成熟するにつれて誰もがやめたほうが良いと思っていてもやめられないことが増えてくる。チームやめようは、こうした事が社会を蝕む元凶になっていることに着目し「やめたくてもやめられない」をテーマに活動するチーム。
    主な展覧会に、「ゲンビどこでも企画公募2009」(広島市現代美術館,2009)、「第14回 岡本太郎現代芸術賞」(川崎市岡本太郎美術館、2011)、「TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL Vol.8 - TEFサウンド・インスタレーション第2期」(トーキョーワンダーサイト本郷、2013)、エマージェンシーズ24「カメ・雑音・イドラ」(ICC、2014)、「社会の芸術」(ギャラリーハシモト、2017)

    【Guest Curator】Yoshida Yamar

    【Guest Curator】Yoshida Yamar 吉田山

    PROFILE

    山村と都市での生活経験をもとに、土地の歴史、社会インフラ、場所、テクノロジーの再利用について考察し、展覧会やアートプロジェクト、出版、経営などの実践を通じて、社会とのオルタナティブな関係性を構想する。
    主なアートプロジェクトに、『都市GENEの抽出・反転・流通』(BankART Station,横浜,2024)、『俯いて見る/Gaze this urbs with downcast eyes.』(APRDELESP,CDMX,2024)、『MALOU A-F』(やんばるアートフェスティバル,沖縄,2024)、『自己修復する野外公共彫刻プロジェクト』(MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館,奈良,2023)
    主なキュレーションに、『AUGMENTED SITUATION D ~回遊する都市の夢~ powered by PLATEAU』(金沢市街,広島市街,大阪城内,2024)、『SSS: Super Spectrum Specification』(寺田倉庫G1-5,東京,2024)『URBAN GAZE』(APRDELESP,CDMX,2024)、『AUGMENTED SITUATION D』(CCBT 渋谷駅周辺,東京,2023)『風の目たち』(ジョージア&トルコ&ギリシャ,2022-)、『のけもの』(アーツ千代田3331屋上,東京,2021)、『インストールメンツ』 (投函形式,住所不定,2020)など。
    ART SITE神津島2024 共同ディレクター、ATAMI ART RESIDENCE 2023-2024年度 プログラムディレクター、CCBT 2022年度アーティストフェロー。