浅田政志Masashi Asada
わたしのブナガヤ
やんばるの森には、”ブナガヤ”がひっそりと暮らしている。
(ブナガヤとは、赤い髪で小さな体をしている、精霊や妖怪のような存在である)
漁が得意で魚の左目を好んで食べるため、森の中の水辺で発見されることがあるのだという。
そして、なぜか相撲をとるのが好きで、出会った人は幸せになれるんだとか。
できることなら一生に一度は会ってみたいと思わせてくれるブナガヤだが、
これまで1度たりとも写真に写されたことが無い。
そこで今回は、ブナガヤと一緒に写真が撮れるスポットを作成いたします。
もちろん本物のブナガヤとは一緒に撮影できませんが、
家族の誰かにブナガヤになったり、大切なぬいぐるみがブナガヤになったり、
一人でもブナガヤになりきって撮影ができます。
“やんばるの森深くでブナガヤに遭遇した”そんな場面を思い浮かべながら、
ご自身のカメラで撮影してもらえたらと思います。
一体ブナガヤとはどのような存在なのか?
写真を通じて一緒に考えることができたら嬉しいです。
ディレクション:北原和規
イラストレーション:リリィ・クマチャン
衣装:宮園夕加&小野友資
照明:西平千尋
展示会場
大宜味村立旧塩屋小学校 沖縄県国頭郡大宜味村塩屋538
ARTIST
浅田政志 Masashi Asada
写真家。1979年三重県生まれ。
日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。
2009年、写真集「浅田家」(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2010年には初の大型個展、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。
PARCO MUSEUM TOKYO、森美術館、香港国際写真フェスティバル、道後オンセナート2018、
金津創作の森、水戸芸術館等、国内外での個展やアートプロジェクトにて精力的に作品を発表している。
2020年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家!』が全国東宝系にて公開された。