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歩いて巡る屋外写真展 塩屋湾・ウンガミ
YAFに参加する度に、私たちが毎回望み滞在する塩屋。ヒアリングや散策リサーチを続けてきた塩屋湾。
私たちをいつも快く受け⼊れてくださる塩屋売店とご近所の⽅々。積み重ねてきた対話。
塩屋売店前のガジュマルの木の下に集うご近所さんと過ごす中で知った、湾で約500年の歴史があると伝わる伝統⾏事「ウンガミ(海神祭)」。
何気なく居たここは、神行事が執り⾏われている大切な場であること。
すぐ目先の浜は集落ごとに速さを競う「御願ハーリー」の「サバニ(伝統漁船)」のゴール地点「シナバ(青年浜)」であること。
集落を離れた親族が⼀堂に集まる特別な日であること。
写真展を歩き巡りながら過去を懐かしむ記録としてだけでなく、湾のいとなみ、土地の記憶に触れながら、
観覧者自身が「いつかの日、あの人、あの時」を追想する時間となることを願っている。
今回は写真展と同時に、地域住民と昨年度に続き2回目の「まち歩きとゆんたく会」を共同開催。
展示会場
大宜味村立旧塩屋小学校 沖縄県国頭郡大宜味村塩屋538
ARTIST
koou
北海道・白老町をフィールドに2018年から5年間実施された文化芸術プロジェクト「Uymam Project」の活動から派生したコレクティブ。
フィールドワークやヒアリングリサーチなどを通して、土地に暮らす人々のいとなみや⼟地の記憶、風土、地勢、古資料などに着⽬し、
地域に在る有形無形資源とその価値や魅力を再発見・再編集する行為を、歩き巡る写真展の形態で表現している。