ロドリゲス=伊豆見・彩AYA RODRIGUEZ-IZUMI
声にすること
"Okinawa's Tragedy: Echoes from the Last Battle"は、1987年、ウィリアム・T・ランドールにより英語で書かれた“沖縄の悲劇:第二次世界大戦最後の戦いのスケッチ”に基づいている。
本書は、沖縄戦について英語圏の人たちに向けて作成され、ロドリゲス=伊豆見・彩の父、ホセ・ロドリゲスが挿絵を担当した。この短編集から、彼女は沖縄戦で起こった幾つものできごとを知る。ロドリゲスは、この物語に声を介在させるオーディオブックの構想を持っている。これまで、複数人での英語朗読を試み、問題を共有してきた。今回のウチナーグチでの朗読は、歴史の継承と共に、消えゆく言葉を自身のなかに取り入れ、ふたたび誰かに届ける行為でもある。
展示会場
大宜味村立旧塩屋小学校 沖縄県国頭郡大宜味村塩屋538
ARTIST
ロドリゲス=伊豆見・彩 AYA RODRIGUEZ-IZUMI
1986年沖縄県生まれ、NY在住。
2017年スクール・オブ・ヴィジュアルアーツ修了。2019年度日米芸術家交換プログラムフェロー。沖縄、キューバ、プエルトリコにルーツを持ち、消えゆく歴史の継承や儀礼、文化アイデンティティをテーマにインスタレーション、パフォーマンス、彫刻、映像などさまざまなメディアを選択し、制作を行う。
主な個展に「Tidal」(miyagiya、沖縄、2021)、来年2月にニューヨークのA.I.Rギャラリーにて個展が予定されている。
www.iamaya.com
【Guest Curator】町田恵美 Megumi Machida
那覇市生まれ、同地在住。沖縄を拠点に県内外の展覧会企画や執筆活動を行う。
やんばるアートフェスティバル2021-2022にて「ある場面/ある場所」(辺土名商店街)、やんばるアートフェスティバル2022-2023にて「ある場所」(辺土名商店街会場)「ある人物」(大宜味村立旧塩屋小学校)を企画。