Exhibition

エキシビジョン部門

永澤嘉務|Kamu Nagasawa

UTAKI ーせいめいのれきしー

沖縄では家や石垣に使われるなど、人々の暮らしと琉球石灰岩は密接に関わってきました。琉球石灰岩を軸に彫刻、映像、飲食などの融合を通して、琉球王国時代から育まれてきた石文化の新たな展望を探ります。沖縄の大地を形成する琉球石灰岩は、貝殻やサンゴなどの死骸が何百年の月日をかけ堆積したものです。石を割り、また元どおりに積み上げることで、石灰岩が堆積していく様子を再構築すると共に、その一部に自ら(人のかたち)を刻むことで、人と自然が共生する様子を表しています。沖縄で育まれた独自の文化や、ウタキといった自然崇拝の精神を手掛かりに、荒々しくも繊細な表情を見せる琉球石灰岩から、沖縄の大地で日々繰り返される生命の営みに思いを馳せる作品です。

会場
大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味ユーティリティーセンター)

1983 年北海道生まれ。2010 年東京造形大学修士課程修了。

現在、沖縄県立芸術大学非常勤講師。石材を中心とした彫刻作品を軸として、国内外で活動を展開しています。

私にとって彫刻とは摑みどころの無い精神活動の一端を、触覚を通して解き明かそうという試みです。