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ヤンバルネサンス

沖縄北部から維を放つ、新時代の種

その昔、琉球国から中国に渡り、
さまざまな文化交流の礎となった進貢船。

この交易船には選ばれしもの
語学、音楽、美術、海洋術、天体観測などに長じた
「げらゑ」と呼ばれる琉球アーティスト達が乗り込んでいた。

そして今まさに、
沖縄本島の生命の源であり
豊かな森と海に囲まれた「やんばる」の地から、
未来に掲げたいアートの種を積み込んだ
新時代の「藝術進貢船」が維を解き放ち、
アジアの大海原に旅立とうとしている。

2年目となる「やんばるアートフェスティバル」は、そんなイメージだ。

ルネサンスは「復活」や「再生」を意味する言葉だが、
人と自然との共生に赤信号が点滅している今、
再び興さなければならないのは
あらゆるアートの原点である「自然」に対する畏怖と感謝の念である。

美しくも厳しい自然と隣り合わせの暮らしが今も息づくやんばるで
地域アートの祭典、文化運動ののろしが上がることには
大きな意味があると感じている。

異なる文化が入り混じることで琉球・沖縄の文化が成熟していったように、
やんばる固有の文化と、
この地に誘われてアジア各地から集う多種多様なアート、
古きものと新しいものが出合って
クリエイティブな化学反応を興すことを楽しみにしている。

総合ディレクター 仲程長治

ディレクター紹介

総合ディレクター

仲程長治 |
Choji Nakahodo

1959年石垣島生まれ。那覇市在住。20代の頃より、沖縄県内であらゆる分野のアートデザインを手がける。2008年、写真家としての活動を本格的にスタート。その独特の視点と美的感覚が注目され、2011年までに沖縄、東京、韓国、スイスにて写真展覧会を開催。2009年に創刊した沖縄のカルチャーマガジン『モモト』では、専属写真家とアートディレクターを2017年まで務めた。2018年秋、初監督作品となる島猫映画『Nyaha(ニャハ!)』を公開予定。多岐に渡る創作活動のテーマは、「琉球・沖縄の陰翳美」。琉球弧の島々が放つ独特の「色」と、身近な島の自然から得るインスピレーションを、グラフィックデザイン、カリグラフ、詩、写真、映像等で自由に表現しながら、「古琉球のアルカイックデザイン」を模索し続けている。

http://choji-nakahodo.jp/


アジアンアーティスト部門ディレクター

金島隆弘 |
Takahiro Kaneshima

1977年東京生まれ。2002年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了、ノキア社、株式会社東芝、東京画廊+BTAP、ART iTを経て、2007年よりFEC(ファーイースト・コンテンポラリーズ)設立。FECでは、アーティストの制作支援や交流事業、展覧会の企画等を手掛ける。2014年には一般社団法人芸術と創造を設立し、東アジアの現代美術の調査研究事業を行う。アートフェア東京エグゼクティブディレクター(2010-15年)、アート北京アートディレクター(2015-17年)を経て、現在京都市立芸術大学大学院美術研究科芸術学博士過程に在籍。

コメント

昨年よりスタートし、多くの地元の方々に支えられ好評のうちに幕を閉じたやんばるアートフェスティバル。2回目の開催となる今年は、やんばるとアジア各地域を繋ぐ貴重な機会を頂きました。歴史を紐解くと、琉球の時代から広くアジアの中の中継港として栄え、その後の芸術や文化も独自に発展してきた沖縄。そして2018年、地元の沖縄のみならず、北は北海道から鹿児島、そして中国・北京や台湾からも、アートを軸に様々な人や作品、そしてプロジェクトが集います。やんばるの雄大な自然と歴史を背景に、アートと共にアジアに広がるフェスティバルにご期待ください。


クラフト部門ディレクター

熊谷隆志 |
Takashi Kumagai

1970年盛岡生まれ。渡仏後、1994年よりスタイリストとして活動開始。1998年よりカメラマンとしても活動を開始する。広告・雑誌等で活動する傍ら、様々なファッションブランドのブランディング、SHOP内装や植栽のディレクションなど幅広い分野で活動中。

http://www.takashikumagai.com/

コメント

前回初めてのやんばるアートフェスティバルのクラフト部門のディレクターとして携わらせていただき、沖縄のクラフト作家のあり方や未来が僕の中で何となくわかった気がします。その経験を活かし、今年も新しいアーティストや人気作家をミックスしてフレッシュなキャスティングをしたつもりですので、楽しんでいただけたらと思います。

開催概要

亜熱帯の森、マングローブ、珊瑚礁、希少な生き物たちが息づく沖縄北部地域「やんばる」は、原始的な風景の残る、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる神秘的なエリアです。そこには手技や工芸、祭祀芸能や食など、独自の文化が古来から守られてきました。

そんなプリミティブな地・やんばるを舞台に、本年度もアートフェスティバルが開催されます。一堂に会すのは、現代アートやデザイン、映像、音楽、そして島の伝統的な織物や陶芸など。沖縄の奥地に広がるスピリチュアルな空間で、現代作家の想い、何百年も続く文化、そして何千年も続く自然を体感する。

そこであなたを待っているのは、時空を超えた創造の旅です。

名称

やんばるアートフェスティバル2018 - 2019

会期

2018年12月15日(土) - 2019年1月20日(日)

会場

沖縄本島 北部地域

大宜味村 大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味ユーティリティーセンター)/大宜味村立旧喜如嘉小学校/芭蕉布会館

国頭村 オクマ プライベートビーチ & リゾート

名護市 マリオット リゾート&スパ/カヌチャリゾート/名護市市民会館前アグー像

入場

無料

総合ディレクター

仲程長治

主催

やんばるアートフェスティバル実行委員会

共催

大宜味村、島ぜんぶでおーきな祭

後援

環境省那覇自然環境事務所、沖縄県、国頭村、東村、名護市

同時開催

文化庁メディア芸術祭 やんばる展

平成30年度 沖縄観光コンテンツ開発支援事業

最新情報

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